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技術紹介TECHNOLOGY

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加工製造技術

~特色ある4つのものづくり技術~

1木の風合いを活かす木材加工技術

1963年に和風木製蛍光灯を開発・製造して以来、京都の企業としてこだわりを持って、和風製品の開発・製造に取り組んで参りました。6軸モルダーによる複雑な断面形状の木枠切削加工や、NCルーターマシンによる切削、溝付及び三次元切削加工など様々な加工技術を使い、多様な形状の木工製品を提供することができます。また加工後の木工製品にはラッカー塗装、ウレタン塗装やラップ塗装といった各種の表面処理を施し、より高い付加価値を与えることが可能です。加工時に発生する廃材については、社内でブリケット加工して再利用を進めており、環境負荷軽減にも取り組んでおります。

2強度と合理性を両立する板金加工技術

300トンサーボプレス機による高い圧力と精密な制御により難加工材料や複雑な形状の部品を高精度かつ効率的に加工できます。
200トンプレス機5台を同期させたロボットラインで、材料の送りから最終工程まで自動で連続加工することにより、品質的に安定し、効率的な生産が可能です。
板金工程はコスト削減のために薄肉化が必要になりますが、薄肉化すると強度面が課題になります。クロイ電機ではロボットラインの中にカーリング加工やヘミング加工を取り入れたり、スポット溶接を採用することで、コストと強度を両立させる加工技術を磨いてまいりました。 ロットの小さい板金製品に対しては、最大幅2500mmの板材に対応したタレットパンチングプレス機や最大幅2070mm対応したベンダー曲げ機を活用することで、多品種小ロットにも対応しております。 その他にも順送プレス機やトランスファープレス機等があり、お客様のニーズに対応した効率的な生産方式を選択することができます。

3光を制御する成形加工技術

商品の顔となる樹脂製カバーを始め、光を制御するレンズのような光学系製品まで、様々な樹脂製品を加工して参りました。
射出成型機は最大型締力350トンまでの成型機を所有し、約450角の大型カバーや厚肉レンズを成形可能です。
またアクリル樹脂シートを熱で軟化させて成形する真空・圧空成型機では、さらに大型のカバーを成形しています。アクリル樹脂シートを四角形に加工すると、加工時にシートの四隅が破れやすくなりますが、これまで数十年にわたり積み重ねた加工技術で、薄肉シートでも安定した品質で四角形のカバーを生産しております。
このように用途に応じた、様々な形状の成形製品を世に送り出しております。

4製品を彩る表面処理技術

表面処理の一つである「金属塗装」は、金属表面を保護すると共に、製品を装飾するという重要な役割があります。
クロイ電機では耐候性・密着性に優れたポリエステル系紛体塗料で静電塗装を行っています。塗装方式はトリボ式を採用しており、凹凸の大きい製品に対しても比較的均一な塗装が可能です。これまでSPCCを始め、亜鉛メッキ鋼板、SUS板、アルミ板、ADC12など様々な金属製品に塗装した実績があり、その製品は屋内や屋外の環境で広く使用して頂いております。
その他にもアクリル樹脂塗料を使った手吹き塗装では、ポリカーボネート樹脂や木材に塗装を施しております。手吹きの特性を活かして、小ロット生産にも対応しております。